時 かぎりなく 全県500歳野球大会歌C (かがやき6号に掲載) | |||
夏の甲子園大会で歌われる大会歌『ああ栄冠は君に輝く』は、 ちょうど私が高校時代に歌われ始め、この歌と校歌を歌えば青春時代を思い出します。 全県五百歳野球にも大会歌があったらなあ・・。と思っていた矢先、 今野前町長さんに「十五回大会を記念して大会歌を作って戴きたい。」と依頼されました。 嬉しくて喜んで引き受け、コンビを組んで来た菅原良吉先生に作曲をお願いしました。 菅原先生との出会いは、私が秋田大学入学(昭和二十五年)をして以来の親友で、 先生の人柄は誠実でまじめで、また楽しい人でもあり人の面倒味が良い、 親分肌の先輩で尊敬しています。 |
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昭和55年AKT少年の船にて グアムで藤原良吉先生と | |||
作詞する時に心掛けた事は、 「スポーツの高まりの時代に出会えた事のよろこび、いくつになってもボールを追う楽しさ、浸る幸せ」 を言葉にしようと思いました。 一番の「白球の夢追いかけて、つどいあう この地この空。」 また2番の「半世紀時代に生きて、誇りあり この日この風」の 一、二節ですべてを語り尽くせるように作りました。 第十五回大会の開会式で、平和中学校生徒、二百三十三人全員の合唱で発表されました。 歌い終わった時には、町長さん橋政泰さん、伊藤久さんなどと 握手を交わした感動はいまだに忘れません。 その当時一緒に歌ってくれた子供達も今は、良き青年になっている事でしょうね。 大きな大会になりました。夢のような大会になりました。 しかし、この大会だけは、勝利至上主義の大会とは一線を画し 『時限りなく』のタイトルのように参加者全員が、本当のスポーツの楽しさ、 本当の野球の楽しさをアピールできる大会であって欲しいです。 コミュニケーションの場、交流の機会を多く持てるのがスポーツの真髄です。 そして、年を重ねても常に白球を追う「永遠の球児たち」の大会として継続し続け、 秋田県民ひとり、ひとりが、 元気でかがやきを取戻す事が出来る大会になって行く事を願っております。 |
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